【パパ育休半年以上】会社への伝え方と休暇の組み合わせ方|産後パパ育休・有給・育休
2026年に息子が生まれ、会社員の私は半年以上の育休(育児休業)を取りました。
長いあいだ仕事から離れて育児をするのは、私にとっても家族にとっても大きな決断です。
- 男性が長く育休を取っても大丈夫?
- 会社にはいつ、どう伝えればいい?
- 産後パパ育休・有給・育休はどう組み合わせる?
- 育休中の夫婦の分担はどうする?
実際に取ってみると、思っていた以上に「長めに取ってよかった」と感じる場面がたくさんありました。
この記事では、半年以上の育休を決めた理由、会社への伝え方と根回し、休暇の組み合わせ方、育休中の夫婦の分担を、パパ目線で紹介します。
※勤務先や個人が特定されないよう、具体的な日付などは書いていません。
なぜ半年以上の育休を取ろうと思ったのか

半年以上の育休は、妻と相談して決めました。
とはいえ、収入のことや仕事に戻ったときのことなど、不安がなかったわけではありません。
ここでは、それでも長めに取ろうと思った理由を3つ紹介します。
両親に頼らず夫婦2人で育児すると決めていた
わが家は、どちらの両親にも頼らず、夫婦2人で育児していくと決めていました。
そのため、もともと半年以上は育休を取るつもりでいたのが正直なところです。
妻の負担を少しでも減らしたいという気持ちも、もちろんありました。
毎日の成長を妻と一緒に間近で見たかった
いちばんの理由は、子どもとの時間をしっかり取りたかったことです。
赤ちゃんは毎日が成長なので、その変化を間近で、妻と一緒に感じたいと思いました。
社内でも育休を取る人が増えていた
ちょうど育休の制度が充実し始めていて、社内でも育休を取る男性が増えていたのも後押しになりました。
身近なところでは1年取った人や半年取った人もいて、世間的にも取りやすい雰囲気が出てきていたと感じます。
ただ、まだ多くは1〜3か月くらいのイメージでした。
会社への伝え方|安定期に入ってすぐ上司に相談

会社には、妊娠が安定期に入った時点で伝えました。
相手は当時の上司で、妊娠の報告と一緒に、半年は育休を取りたいという気持ちを伝えています。
ここでは、伝えたときの状況と上司の反応を紹介します。
家庭の事情も以前から上司に伝えていた
わが家には以前から家庭の事情があり、休みをもらうこともありました。
そのため、上司には以前から事情を伝えていたんです。
難色を示されると思ったら快諾
正直、難色を示されるのではと思っていました。
ところが上司は快諾してくれて、時期を見て話したその上の上司、さらにその上の上司からも、嫌味ひとつ言われることはなし。
それどころか「取ったほうがいい」とまで言ってもらえたのは、本当にありがたかったです。
どの上司にも言われた「妻からずっと言われている」
印象に残っているのは、話をした上司たちから必ず言われたひと言です。
それが、「自分は育休を取らなかったことで、妻からずっと言われている」というもの。
早めに伝えたからできた根回しと引き継ぎ

安定期に入ってすぐに伝えたことで、仕事の準備にしっかり時間をかけられました。
早めに伝えるのは、自分のためだけでなく会社のためにもなると感じています。
ここでは、育休に入るまでにやった根回しと引き継ぎを紹介します。
来期の人員配置を考える時間をつくってもらう
上司には、相談と一緒に育休の期間も早めに伝えました。
そうすることで、来期の人員配置を考える時間をつくってもらうためです。
私の仕事は4月から3月までの期で動いているので、新しい期は担当を少なめにして、育休に入るまでは引き継ぎやフォローが中心になる配置にしてもらえました。
引き継ぎ資料とほかの人のフォロー
引き継ぎの資料も、事前に作っておきました。
育休に入る前は、ほかの人の仕事のフォローや休日出勤も積極的に引き受けました。
特別休暇・産後パパ育休・有給・育休を組み合わせた

半年以上ずっと同じ「育休」を取っていたわけではなく、いくつかの休暇を組み合わせました。

最初は「半年休むなら、半年間育休を取る」くらいのイメージしかありませんでした。
でも調べてみると、会社の休暇や有給休暇など、育休以外にも使える休みがあるんです。
出産直後は会社の特別休暇
子どもが生まれた直後は、会社の特別休暇(3日間)を使いました。
その後に産後パパ育休を取って、出産直後から夫婦2人で育児を始められたのは本当によかったと思っています。
産後パパ育休のあとに有給をはさむ
産後パパ育休のあとは、まとまった有給休暇をはさんでから、通常の育休に入りました。
有給を組み合わせることで、給料が出る月をつくれたのもポイントです。
有給の残りの日数や会社の制度は人によって違うので、一度確認してみるのがおすすめです。
育休の始まる日と終わる日も確認した
育休の始まる日と終わる日も、給付金や社会保険料の扱いを確認してから決めました。
数日の違いで扱いが変わることもあり、ここはかなり調べたところです。
社会保険料や給付金のしくみは、【パパ育休のお金】産後パパ育休は手取り約10割|給付金・社会保険料・賞与と得する取り方にくわしくまとめました。
夜はパパが担当|本で知った分担のコツ

育休中の夫婦の分担は、夜はパパが担当と決めていました。

ここでは、夜の分担の決め方と、実際の流れを紹介します。
夜はどちらか1人が担当する
参考にしたのは、ヨッピーさんの『育児ハック』という本です。
夜は2人が同じ部屋で世話をするより、どちらかが夜の担当になったほうがいいと書かれていました。
そこで、私が夜の担当として子どもと一緒に過ごし、妻には一人で寝て体の回復に専念してもらうことにしています。
22時に寝て夜中のミルクはパパ
混合授乳の予定だったので、夜はミルクだけにして私が担当しました。
最初のころは、22時くらいに私は先に寝て、寝かしつけは妻が担当。
それ以降の夜中はパパの担当で、最初は3時間おきだったので、朝に妻とバトンタッチしたら昼近くまで寝ることもありました。
しんどい日は1日だけ交代
とはいえ、毎晩続けるのはなかなか大変です。
そこで、パパがしんどくなったら1日だけママと夜の担当を交代するようにしていました。
今は子どもが夜に長く寝るようになったので、夜の担当もだいぶ楽になってきたと感じていて、睡眠の様子は【生後4か月】赤ちゃんの睡眠時間は?昼寝30分・夜7〜9時間の記録でも紹介しています。
日中は「できるほうがやる」から優先順位へ

日中の世話は、お互いできるほうがやるのが基本です。
ただ、最初からうまく回っていたわけではありません。
ここでは、日中の分担がどう変わっていったかを紹介します。
2人で同時にかまうとほかのことが止まる
最初のころは、日中も2人で一緒に赤ちゃんの世話をしていました。
でも、2人が同時に赤ちゃんにかまっていると、ほかのことが止まってしまうことに気づいたんです。
ご飯の時間はパパが準備
そこで効率を考えて、赤ちゃんの世話は基本的にできるほうがやり、ご飯の時間になったらパパがご飯の準備などを担当するようにしました。
授乳や寝かしつけはどうしてもありますが、お互いに優先順位をつけるようにしてから、慣れもあって余裕ができてきた気がします。
家事は家電に頼るのもわが家のやり方で、【頼っていい】夫婦2人で育児|買ってよかった時短家電・グッズ10選にまとめています。
実際に取ってみてわかったこと

育休も、気づけば後半に入りました。
ここでは、実際に取ってみて感じたことを紹介します。
育休=休みではなかった
育休生活が始まって思ったのは、まったく休みではないということ(笑)。
- ミルク
- おむつ替え
- 寝かしつけ・抱っこ
- 哺乳瓶洗い
- 洗濯・ご飯の準備
「今日はこれをやろう」と思っていたのに、気づいたら夕方になっていることも普通にあります。
仕事とはまったく違う種類の忙しさでした。
「妻を手伝う」ではなく「2人で育児」
長めに取ってよかったと思うことのひとつが、育児が「妻がメインで、私がお手伝い」にならなかったこと。
ミルクもおむつも寝かしつけも、育児用品を選ぶのも、基本的には2人のことです。
すべてが完全に半分ずつではありませんが、「これは妻がやること」という感覚はあまりありません。
産後ケアホテルも家族3人で過ごせた
出産後には、産後ケアホテルも利用しました。
初日は私が妻と子どもを送っていき、翌日からはホテルに家族3人で泊まる流れ。
最終日の前日に私だけ家に戻り、最終日はカーシェアの車でまた迎えに行きました。
よかったのは、家に人を招かなくて済んだので、そのための準備がいらなかったことです。
人を招くのは意外と労力を使うので、すべてがそろっている産後ケアホテルで会えたのは本当に助かりました。
利用したのは生まれてすぐではなく、1か月健診が終わって疲れがたまってくるころで、このタイミングもよかったと思っています。
お金は「いくら」より「いつ入るか」
長く休むとなると、やっぱりお金のことは気になります。
育児休業給付金の手続きは会社にお願いしたところ、委託業者から連絡があって、そちらで手続きしてもらう形でした。
給付金がいつ入るのかはやきもきしましたが、事前に貯金していたので困ることはありませんでした。
給付金の種類や振り込みの流れについては、【パパ育休のお金】産後パパ育休は手取り約10割|給付金・社会保険料・賞与と得する取り方をご覧ください。
育休中に大変だったこと

長めに取ってよかったとはいえ、大変だったこともたくさんあります。
これから育休を取る人の参考になればと思い、正直に書いておきます。
何をすればいいか、妻との考え方の違い
最初は慣れない育児で、何をすればいいのか分からないことばかりでした。
妻と私で、意識や考え方が違うことに気づく場面もありました。
あとから出てくる必要なもの
準備していたつもりでも、あとから必要なものが出てくるのも大変だったところです。
すぐに必要なもの・必要じゃないものを見極められたらよかったなと思うので、いつか別の記事でまとめてみたいと考えています。
朝から寝ても寝た気がしない
夜の担当が終わったあと、朝から寝ても寝た気がしないことがありました。
そもそも「寝ていいのかな」と迷うこともあり、夜の睡眠って大事なんだと実感しています。
お互いに気をつかいすぎていた
今思うと、お互いに気をつかいすぎていた気がします。
買い物に行くのも、赤ちゃんの世話をするのも、「どっちがやる?」という感じになっていました。
「仕事のほうが楽かも」と思ったことも
正直に言うと、「仕事をしているほうが楽かも」と思ったこともあります。
男性からよく聞く話かもしれませんが、同じように育児をしていたら、女性も同じように思っている気がします。
職場復帰を前に思うこと

育休が終わったら、仕事に戻る予定です。
復帰が近づいてきて、いろいろな気持ちが出てきました。
成長を見守る時間が減るのがさびしい
いちばんは、子どもの成長を見守る時間が少なくなるのがさびしいということ。
仕事に戻るということは、日中は育児から離れるということでもあります。
妻がしたいことをできる時間をつくりたい
それ以上に、妻へ申し訳ないという気持ちがあります。
仕事に戻ってからも、妻がしたいことをできる時間をつくってあげたいと考えているところです。
仕事に戻れるのかという不安
楽しみかというと、どちらかといえば不安のほうが大きいかもしれません。
- 仕事にちゃんと戻れるのか
- 自分の居場所はあるのか
- 仕事のやり方を忘れていそう
これからパパ育休を取る人へ

最後に、実際に取ってみてこれから育休を取るパパに伝えたいことをまとめます。
家庭によって条件は違うので、ひとつの例として参考にしてください。
安定期に入ったら早めに相談
育休を考えているなら、安定期に入ったら早めに上司に相談するのがおすすめです。
早めに伝えることで、会社も人員配置を考えられて、自分も引き継ぎの準備に時間をかけられます。
ふだんから上司と話せる関係をつくる
家庭の事情なども話せるように、ふだんから上司と良いコミュニケーションをとっておくことも大事だと感じています。
話しやすい職場の雰囲気づくりも、育休を取りやすくするための準備のひとつです。
夫婦の分担は早めに細かく話し合う
やっておけばよかったと思うのは、夫婦の分担を早めに、もっと細かく話し合っておくことです。
妻と相談はしていましたが、妊娠後期になると、話し合いより「必要なものは何だろう」という話が中心になってしまいました。
できれば、1日の時間割くらいまで決めておけたらよかったなと思っています。
お互いの時間を5分でもつくる
もうひとつは、お互いの時間を最初からつくっておくこと。
外の空気を吸う時間を、本当に5分や10分でもいいので、別々につくれたらよかったと感じています。
「何か月」だけでなく「どう組み合わせるか」
育休は、「何か月取るか」だけで考えなくてもいいというのが、取ってみての実感です。
会社の休暇や有給の残りの日数、家計、仕事の状況、パートナーの働き方は、家庭によって違います。
「周りの男性は1か月だから」ではなく、「自分たちは、いつ・どのくらい一緒に育児をしたいのか」から考えてみてください。
半年の育休が普通になってほしい
私は、男性が半年育休を取るのが普通になってほしいと思っています。
育休を取る前から、子どもが生まれる人には「長く取ったらいいよ」と伝えていて、「自分だったら半年取る」と周りにも話していました。
パパ育休のよくある質問

ここでは、パパ育休について気になることに、わが家の体験と公式の情報をもとに答えます。
制度は変わることがあるので、実際に取るときは勤務先や公的機関の最新の情報を確認してください。
育休・育児休業・育児休暇は同じ?
「育休」は、法律で決められた「育児休業」の略です。
「育児休暇」と呼ばれることも多いですが、会社によっては独自の休暇を「育児休暇」と呼んでいる場合もあるので、使える制度は勤務先で確認してみてください。
産後パパ育休と育休の違いは?
産後パパ育休は、子どもが生まれてから8週間以内に、合わせて4週間まで取れる休みです。
通常の育休とは別に取ることができ、くわしくは厚生労働省の育児休業制度のページで確認できます。
会社にはいつ伝えればいい?
わが家は、妊娠が安定期に入った時点で上司に伝えました。
早めに伝えたことで、来期の人員配置や引き継ぎの準備に時間をかけられました。
育児休業給付金の手続きは誰がする?
わが家の場合は、会社にお願いしたところ、委託業者が手続きしてくれました。
会社によってやり方が違うので、育休に入る前に確認しておくと安心です。
夜の授乳はどう分担する?
わが家は、夜はパパが担当してミルクをあげ、ママは一人で寝て体を回復する形にしました。
パパがしんどい日は、1日だけ交代するようにしています。
まとめ|家族3人の毎日を間近で

私は半年以上の育休を、会社の特別休暇・産後パパ育休・有給休暇・通常の育休を組み合わせて取りました。
安定期に入ってすぐ上司に相談したことで、根回しや引き継ぎにも時間をかけられました。
- 両親に頼らず夫婦2人で育児すると決めて、半年以上の育休に
- 安定期に入ってすぐ上司に相談したら快諾
- 特別休暇→産後パパ育休→有給→育休の順に組み合わせた
- 夜はパパが担当、日中は優先順位をつけて分担
- 大変だったのは考え方の違い・睡眠・気のつかい合い
- 分担は早めに細かく、お互いの時間も5分でもつくるのがおすすめ
育休は大変なこともたくさんありますが、子どもが赤ちゃんでいるこの時期を家族3人で過ごせていることは、私にとって大きな経験です。
これから育休を考えているパパの、背中を押すきっかけになればうれしいです。
※育休や給付金の制度は変わることがあるため、実際に取るときは勤務先や公的機関の最新の情報を確認してください。











